2021. 01. 15
中古車は新車と比べて安く購入することができますが、そうは言っても高額な買い物であることに変わりはありません。今回は、中古車選びで後悔しないためにはどのようなポイントに注意すれば良いのかということについてご紹介していきたいと思います。
どのような目的で車を買うのか明確にしよう
最も重要なことは、「車を購入する目的はなにか」ということを明確にすることです。中古車は新車と違って様々な妥協をしなければなりません。車体のキズ、走行距離、エンジンの状態…すべて完璧な中古車に巡り合うことはやはり難しいでしょう。
このため、中古車選びを始める前に、「ここだけは妥協できない」あるいは「これは妥協しても良い」というポイントを整理しておくことをおすすめします。
どれくらいキレイな車がほしいのか整理しよう
次に、「どれくらいキレイな車がほしいのか」ということについても考えを整理しておきましょう。衝動的に中古車を購入してしまうよりも、しっかりと計画を立てておいたほうが失敗する可能性は低いためです。
一般的に中古車市場に出回っている車は、新車に近い状態のものーーつまり、走行距離が短く、年式が新しい車ほど価値があるとされています。もちろん、こういった状態の良い中古車は販売価格も高く設定されています。
このため、少なくとも「状態の良さ」を取るのか、「安さ」を取るのかを決めておくことで、ある程度の的が絞れてきます。あくまで一般論ではありますが、以下のような目安を立てておくと良いでしょう。
- 3年落ち:内外装はキレイで、エンジンの状態の良好であることが多いが、相場は高め
- 5年落ち:内外装、エンジンの状態は程々で相場も普通
- 7年落ち:中古感が漂うが、相場は低め
もちろん、上記の目安から外れる例外というものもあります。例えば3年落ちでも走行距離が長く、使用感のある車というものもありますし、7年落ちでも走行距離が短く、使用感のないクルマがあります。
一般的には1年間で1万km程度走行すると言われていますので、これを一つの目安として「掘り出し物」を探してみるのも良いかもしれません。ここで注意しておきたいのは、「あまりに使われてこなかった車は、走行距離が短いものでも状態が良くない場合がある」ということです。また、走行距離が長いからといって、決して状態が悪いとも言い切れません。丁寧に使用されてきた車はやはり長持ちします。このあたりは販売員から情報を聞き出してみるのも良いでしょう。
事故歴や改造歴を見ておこう
事故歴とは、車のフレームより内側…つまり基幹部分を損傷したことのある車に押される烙印のようなものです。事故歴のある車はやはり故障しやすいという特徴を持っていますので、中古車購入時には事故歴を必ず確認しておきましょう。ーー現在は問題なかったとしても、走行を繰り返すうちに問題が出てくるケースもあるからです。
また、無理な改造も車の寿命を縮める要因です。妙に安い車があったら、事故歴や改造歴が原因である可能性が高いです。事故歴や改造歴は必ずチェックするようにしておきましょう。
信頼できる店舗で購入しよう
中古車販売業者の中には、良い業者もいれば悪い業者もいることは確かです。走行距離を偽って販売したり、事故歴や改造歴を隠して展示するような業者もいるでしょう。車のプロではないドライバーは「エンジンの状態が良いです」と販売員に言われてしまえばそれを信じるしかありませんよね? このため、インターネットの口コミや近所の評判を確認して、信頼できる事業者を見つけるということも中古車選びの重要なポイントです。
もちろん、事故歴や走行距離を偽って販売することは、詐欺罪にあたるため後から訴訟を起こすことも可能なのですが、訴訟を起こすにしても労力がかかります。このため、予め信頼できる事業者を選定しておくに越したことはないといえるでしょう。
まとめ
今回は、中古車選びの際に注意しておきたいポイントについて解説してきました。当社でもお客様が後悔しないような買い物ができるようにサポートさせていただきますので、乗り換えを検討している方はぜひ一度お問い合わせください!