2021. 06. 14
急な入用で車が必要になったり、現在乗っている車が故障したりしてしまった場合、選択肢の一つとして中古車を購入するという方法を採用する方も多いと思います。しかし、いくら新車より安いとはいえ、急な出費ですから一括で支払うのは気がひけてしまいます。そんな場合は中古車ローンを利用することで、経済的な負担を分散させることも可能です。
今回は、そんな中古車ローンの審査が通らない場合はどのようなケースなのか、またどうすれば審査に通りやすくなるのかということについてご紹介していきたいと思います。
中古車ローンの審査に落ちる理由
いくら中古車ローンとはいっても、ローンはローンです。住宅や新車の購入と比べて金額が安いとはいえ、借金をすることになりますから、ローン会社もしっかりと審査をしてきます。以下では、審査が通らないよくあるケースをご紹介していきましょう。
支払い能力
ローン会社が一番気にしていることは「支払い能力があるかどうか」です。この支払能力を示す一つの指標が収入の高さです。もちろん、年収に見合った借入額であれば問題ありませんが、少し背伸びをした借入額となってしまう場合は審査が通りにくくなることは理解しておきましょう。
また、現在の収入が今後も変わらず継続するかどうかという点についても重要です。個人事業主やパート・アルバイトなどの非正規雇用の場合は、失業のリスクが高いため支払い能力という観点で審査が通りにくいため注意が必要です。
信用情報
過去にローンやキャッシング、クレジットカードなどの支払い遅延や自己破産歴がある方は、審査が通りにくくなります。また、現時点で他の負債を抱えていたり、リボ払いをしている場合も信用情報という観点で審査が通りにくくなってしまいます。
人間性
ローンを組むためには様々な書類を用意する必要がありますが、その書類に虚偽の記載があったりする場合は、「申告額が嘘かもしれない」と思われてローンが組めなくなるケースがあります。「虚偽の申請をする人間は、ローンを簡単に踏み倒すのではないか」と思われてしまうのです。
ローンの審査を通りやすくする方法
審査が通るか不安に感じている方は、少しでもローンを通りやすくするために以下のようなポイントを抑えておくと良いでしょう。
ローン会社の選び方
中古車ローンには銀行系のローンとディーラー系のローンの2種類がありますが、銀行系のローンはやはり審査が厳しいと言われています。一方でディーラー系のローンは審査が比較的緩めで、ディーラーも頻繁に取引のある信販会社を経由するため、ディーラーも「どうすれば審査に通るか」ということを知っていることが多いのです。
ただし、ディーラー系のローンは銀行系のローンに比べて利息が高く、購入した中古車を担保とするケースもあるため、ローンの返済が終わるまでは自由に売却できないなどのデメリットもあります。
頭金を用意する
購入金額の一部を頭金として収めることで、ある程度の支払い能力を証明することも可能です。頭金を支払うことで、借り入れ額も小さくすることができるため、ある程度余裕があるなら頭金を支払うことをおすすめします。ただし、頭金を支払うために借金をするようでは逆に信用情報に傷がついてしまいますので、注意しておきましょう。
保証人を立てる
保証人の有無は様々な審査に通すために非常に重要です。親族に保証人になってもらえるのであれば、保証人を立てておいたほうが良いでしょう。
支払い額を下げる
どうしてもローンに通らない場合は、支払い額を下げる = 購入を検討している中古車を諦めて、もう少し安価な車を検討対象とすることも視野にいれましょう。自分の収入や信用情報と照らし合わせて、「どれくらいなら審査が通るか」ということを販売店と相談してみるのも良いかもしれません。
まとめ
今回は、中古車ローンについてご紹介してきました。中古車ローンに限らずですが、仮審査というものもありますので、まずは仮審査を受けてみて「どれくらいまでなら借り入れすることができるか」ということを確認してみることで、中古車が探しやすくなるかもしれません。不安な方はまずは仮審査を受けてみるようにしましょう。