2020. 10. 15
車の乗り換えを検討している方や、車を手放そうとしている方は、廃車するよりも売却したほうがお得なケースが多いです。しかし、初めて車を売却する方は「書類の手続きとか面倒なんじゃない?」「車検とか自賠責の有効期限はどうするの?」と不安に感じるかもしれません。今回は、そんな車の買取は、どのような流れで進むのか?どれくらい簡単か?ということについてご紹介していきましょう。
車を売却するための6つのステップ
車を売ることを決定したら、次の手順を踏むことで売却をすることが可能です。
- 買取業者の選定
- 査定
- 必要書類の準備
- 必要書類の記入
- 車両の引き渡し
- 入金確認
以下では、各ステップについて詳しく解説していきましょう。
STEP1 買取業者の選定
車を売却する決断をしたらまずは「どこに買い取ってもらうか」ということを決めましょう。業者を選定するときには、以下のような点について注意しておくと良いでしょう。
- 業者のクチコミ
- 業者の実績
多くの人にとっては、自分が乗っている車が「現在どんな状態なのか」ということは詳しく分からないと思います。買取業者の中には悪質な事業展開をしている者もいるかもしれません。クチコミや実績をしっかりチェックしておくことをおすすめします。
また、うまく口車に乗せられないためにもある程度買取相場について調査しておくこともおすすめします。「こっちの業者では同じ車種がこれくらいの金額で売られている」という情報は持っておくだけで交渉材料になります。
STEP2 査定
どの業者に買い取ってもらうかということが決まれば、次は買取査定を依頼します。最近はスマートフォンなどで撮影した写真を送信するだけで仮査定を行ってくれる事業者もあるため、こういった業者を利用して効率よく仮査定をしてみるのも良いかもしれません。
ただし、実際の買取金額は本査定を終えたあとに変動する可能性もあります。車両の買取額は外装や内装の状況だけでなく、エンジンの状態や書類の有無によっても増減するためです。このため、簡易的に写真などで仮査定を行う場合は仮査定の結果を鵜呑みにしすぎないように注意しましょう。
STEP3 必要書類の準備
車両を売却するためには、意外と多くの書類を用意する必要があります。以下では事前に準備しておくべき書類をまとめました。
- 車検証
- 自動車税納税証明書(軽自動車納税証明書)
- 自賠責保険証
- 自動車リサイクル券の預託証明書
- 印鑑登録証明書
上記が事前に準備しておく必要がある書類ですが、「準備が必要」とは言ってもほとんどがグローブボックスの中に保管してあることがほとんどです。紛失している場合は再発行が必要になりますので、「ちゃんとあるかどうか」は確認しておきましょう。
ただし、印鑑登録証明書については3ヶ月以内に発行したものが必要になりますので、こちらの発行手続きは市区町村の役場にて行っておきましょう。また、車検証の住所と現在の住所が異なる場合は住民票の写しが必要になります。印鑑登録証明書と一緒に発行すると良いでしょう。
なお、軽自動車を売却する場合には実印を使う必要がないため印鑑登ないためは用意しなくても問題ありません。
また、その他に下記のような書類が揃っていれば査定額をアップさせることができるかもしれませんので、用意できる場合は用意しておきましょう。
- 取扱説明書
- 整備手帳
- 保証書
STEP4 必要書類の記入
次に見積もり後に業者から渡される必要書類に記入を行い提出します。業者から渡される書類は以下の2つです。
- 委任状
- 譲渡証明書
これらは自動車の所有権を業者に移すために必要なものです。
STEP5 車両の引き渡し
売買契約が成立して必要書類も揃って提出したら、あとは車両を引き渡すだけです。この際注意しておきたいポイントがあります。
一つは引き渡しのタイミングについてです。新しく車両の買い替えを検討している場合は車が使えなくなる期間を想定に入れて引渡し日を決めると良いでしょう。
次に、車内の清掃についてです。私物や重要な個人情報を含む書類などが残っていないか、ゴミが残っていないかといったことは確認するようにしておいてください。
STEP6 入金確認
入金についてですが、基本的に車両の引き渡し当日に買取金額を支払ってもらうことはできません。入金日は業者にもよりますが1週間程度のバッファがあると考えておきましょう。また、一般的には現金の支払いではなく指定口座への入金によって支払われます。
即時でキャッシュが必要な場合は業者に相談して即日払いが可能か確認しておくと良いでしょう。
まとめ
今回は、車を売却するときの流れについてご紹介してきました。ここまで読んでいただいた方は、「意外と簡単」と感じていただけたのではないでしょうか? 確かに必要な書類は多いですが、ほとんどは車内に保管されているものですし、記入が必要な書類も業者の指示に従って記入すれば揃えることができます。
また、査定を受けて売却しないという決断もあるかと思いますので、現在お悩みの方は是非見積もり査定をしてみてはいかがでしょうか?