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走行距離で見る中古車選びのコツと注意点

2021. 03. 27

中古車を購入しようとすると、様々な要素を考慮しなければなりません。実際に中古車選びで失敗してしまったという方も少なくありません。そんな中古車選びの数あるポイントの中でも、今回は走行距離について解説していきたいと思います。

走行距離は中古車選びのポイントの中でも最重要項目といっても過言ではありません。少しでもお得に中古車を購入するために、ぜひともポイントを抑えておきましょう。

中古車の走行距離とは

走行距離とは、中古車がどのくらいの距離を走行してきたかということを示す数値です。この走行距離によって同じ車種、同じ年式であっても市場価格は大きく異ることがあります。一般的に走行距離が短い車であれば、相場より高値で取引される傾向にあり、極端に走行距離が短い中古車は「新古車」と表現されることもあります。

走行距離は1年で1万kmを基準に

中古車を購入する人たちは「安く新車に近い状態で購入したい」と考えているでしょう。かといって、走行距離が短すぎる車が良いというわけではありません。なぜなら、ほとんど運転されないままであった車は走行距離こそ短いですが、その分メンテナンスされずに放置されてきた可能性が高いからです。

では、どのように「普通に乗られてきて、メンテナンスもされてきた車である」と判断すれば良いでしょうか? ここでよく中古車市場で言われているのは「1年で1万km」という基準です。

例えば2015年に出荷された車で考えてみましょう。2015年に出荷されたわけですから、出荷されてすぐにドライバーが運転したと考えると、2021年には6万km程度走行していることが普通であると考えることができます。ですから、2021年時点で6万kmよりも多く走行している場合は基準値より少し高くなります。こういった車は相場より少し安く取引することができるでしょう。一方で3万kmしか走っていない車は、高値で取引されることが考えられます。

10万kmが故障ラインであると考えよう

次に考慮しておきたいのは、10万kmというラインです。一般的な乗用車は10万km走行すると、故障のリスクが高まると言われています。もちろん車種や乗り方によっては10万km以下で故障する場合もありますし、15万km走っても故障しない車もあります。

ただ、これから購入する中古車にしばらく乗り続けることを考えると、10万km以上走行している車は避けたほうが良いでしょう。いくら頭金が安いからといっても、修理費や維持費がかかってしまうと意味がありませんよね? ですから、できるだけ故障のリスクが少ない車を購入することをおすすめします。

ただし、最近は20万km走行する車も多くありますし、タクシーで使用される車のようにきっちりメンテナンスされてきた車は40万km走行することが可能な場合もあると言われています。10万kmは一つの目安と捉えて、その車のバックボーンについて販売員にたずねてみると良いかもしれません。

極端に走行距離が短い車にも注意

また、先程も少し触れましたが、極端に走行距離が短い車には注意が必要です。車は走らなければ消耗されないわけではありません。経年劣化という要素についても考慮する必要があるのです。

例えば、走行距離は短くても、その車が非常に古い年式のものである可能性もあります。走行距離の短い車は、年式と照らし合わせてみると良いでしょう。

極端に乗られてこなかった車というのは、メンテナンスも疎かであったりするケースがあります。展示用に使われていた可能性もあるため、「走行距離が短い車はすべてダメ」というわけではありませんが、走行距離が短いからといって即座に購入を決めるのはリスクが高いことを理解しておきましょう。

こちらもその中古車のバックボーンを考慮して、購入の決断をするようにしておきましょう。

まとめ

今回は、中古車の走行距離について解説してきました。少しでも良い状態の中古車を購入するポイントは、走行距離という一つの目安を持ちながらも、数値に惑わされずにその車のバックボーンを意識するということです。

もちろん、走行距離さえ間違えなければ良い車に巡り会えるというわけでもありませんので、購入を決める前には他の判断材料とあわせて決断するようにしましょう。

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