2021. 06. 24
中古車の売却するときには、「少しでも高く売りたい」と誰もが考えるものです。中古車を少しでも高く買い取ってもらおうとしたときに、最も重要な要素は車の状態ですが、「どういった事業者に買い取ってもらうか」ということも考えておかなければ、損な取引を提案されてしまうこともあるでしょう。
では、そんな事業者選びはどのようなことに気をつけておけば良いのでしょうか？今回は、中古車査定を依頼する業者の選び方についてご紹介していきましょう！
リピーター客の多さ
リピーター客が多いということは、顧客が満足のいく取引ができているということです。事業者に有利な取引を提供しているだけでは、リピーター客は付きません。もちろん、「近隣に競合する業者がいない」などといった立地的な側面もあるかもしれませんが、多くの場合、リピーター客が多い店舗は清廉潔白な取引実績が多いと考えて良いでしょう。
店内や展示場の清潔さ
よく就職活動でも言われることですが、清掃が行き届いている会社はそれなりに経済的な余力があるということです。もちろん、車を扱う店舗ですから、多少の汚れはあるかもしれません。ーーしかし展示場にゴミが散乱しているのに、そのまま放置しているような会社はリピーター客がつかずに、経営も厳しい状態にある可能性が高いです。
店内が不潔な店舗がすべて良くないとは言い切れませんが、一つの判断材料としてチェックしておくと良いでしょう。
値引き交渉の通りやすさ
どうしても売れない中古車があるケースもありますが、値引き交渉が通るということは、初めから値引き前提で価格設定をしているということです。値引きをして商売が成り立つということは、多めに利益を乗せているということでもあります。大幅な値引きに交渉すると、お得感があってついつい取引に応じてしまうかもしれませんが、予想以上の値引きが可能になった場合には一度冷静になってみることが大切です。
適正価格で販売している業者であれば、値引きをすると商売が立ち行かなくなりますので、今後長い付き合いになる店舗を探しているならなおさら値引き交渉が通りやすい店舗は避けたほうが良いでしょう。
スタッフのみなりや接客態度
人を見た目で判断することはあまりよくありませんが、第一印象は大切です。中古車販売事業者にとって、長期的な経営を行っていく上で地域との関係は切っても切れません。そんな地域に不安を与えてしまうような身なりをしていたり、雑な接客態度を許容している事業者は避けたほうが良いかもしれません。
もちろん、人には様々な事情があるため、見た目だけで判断することはよくありませんので、あくまで一つのポイントとして捉えるようにしてください。
契約時のサービスについて
査定時や購入時には、販売店によって様々なオプションやサービスを受けることができます。例えば「保証」や「鑑定書」の有無などはわかりやすいでしょう。車体本体の価格だけでなく、トータルコストでお店を判断することが重要です。
口コミやお客様の声
リピート客が多い、店内に清潔感がある…などといったポイントは、やはり実際に店舗に行ってみないとわからないものです。このため、どうしてもそういった調査に時間が取れない方は様々なポータルサイトで店舗の口コミをチェックしてみると良いでしょう。
もちろん、最近はサクラと呼ばれる口コミや、顧客に無理やりその場でレビューをさせる店舗もあります。その場でレビューを書けと言われたら、高評価にせざるを得ないですから、一概に口コミを100%信じて良いというわけではありませんが、ある程度の目安として事前に確認しておくと良いでしょう。
ただし、以下のような場合には注意が必要です。
あまりにも不自然な高評価が多い
悪い噂は良い噂よりも拡がりやすいと言いますが、これはインターネット上の口コミでも同じです。横柄な接客態度だったり、後悔する取引をしてしまったあとには、「インターネット上に書き込んでやろう」という気持ちも生まれますが、満足したからといって、インターネット上に書き込もうという気持ちにはなりにくいですよね？
にも関わらず、不自然に高評価が多い店舗は、自作自演でレビューを偽造している可能性もありますので注意しておきましょう。
一部のサイトでのみ高評価が多い
レビューサイトには様々なものがありますが、一部のサイトでのみ評価が偏っているような店舗はレビューを偽装している可能性が多いにあります。中古車ポータルサイトだけでなく、GoogleやYahoo!などのレビューをチェックしてみて、偏りがないか確認しておくと良いでしょう。
まとめ
今回は、中古車を売却・購入するときの事業者選びの方法について解説してきました。上記で解説したようなポイントも含めて、事業者選びは慎重に行いましょう。
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