2021. 07. 10
自動車を新たに購入しようとしたときに、新車にするか中古車にするか迷う方も多いと思います。確かに中古車のほうが安価に購入できるため、お得な印象がありますが、新車は新車なりのメリットというものもあります。
今回は、中古車と新車のメリット・デメリットをまとめてどちらがお得なのかを比較してみましたので、車の購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
新車と中古車はどっちがお得?
新車と中古車はどちらがお得なのかと聞かれると、やはり価格的な基準で一般的に判断されるため、中古車がお得であると考える方が多いと思います。しかし新車は新車なりのメリットがありますから、一概に「中古車一択」とはいえません。
以下では、それぞれのメリットとデメリットをまとめてみましたので、比較してみましょう。
中古車のメリット
中古車のメリットはなんと言っても価格でしょう。新車よりも圧倒的に安い金額で車を購入することができるため、初期費用を格段に抑えることが可能です。
以下では、上述したような内容も含めて具体的にメリットをまとめてみました。
種類が豊富
一般的に新車は最新のラインナップから車を選択することになります。一方の中古車には様々な年式・モデル・車種があります。現在は生産されていないマニアックな車種に魅力を感じる方にとっては大きなメリットだと言えるでしょう。
納車のスピード
受注生産という形式を採用している車種も多く、新車を購入すると納車まで1ヶ月~2ヶ月程度の期間を要する場合もあります。一方の中古車はだいたい3週間程度で納車が可能であるため、すぐに車が必要な方にとってこのスピードは大きなメリットだと言えるでしょう。
価格のやすさ
中古車のメリットはやはり価格です。特にモデルチェンジが予定されている車種は一気に価格が下がりますから、「新品」や「最新モデル」のような要因にこだわりがない方は、中古車を購入することをおすすめします。
また、限りなく新車に近い状態の新古車と呼ばれるものもあります。例えば、展示品や試乗車として使用されていた車が新古車と呼ばれるものですが、新車に近い状態だとしても新車よりも数10万円は安く購入することが可能です。
中古車のデメリット
以下では中古車のデメリットについてチェックしていきましょう。
色やオプションの選択肢は狭い
車種という点で見ると選択肢が広い中古車ですが、細部にこだわりを持っている方は中古車は向いていないかもしれません。様々なオプションやカラーを選択できるという点ではやはり新車のほうがお手軽だと言えます。
条件に合う車を探すのに時間がかかる
車を選ぶのが好きだという方もいらっしゃるかもしれませんが、中古車は選択肢も多く、新車よりも検討すべき項目が多いです。例えば年式や走行距離、修理歴といったポイントがこれに該当します。
故障リスクが高い
そして何より気になるのが故障リスクの高さです。一般的に自動車は15万km~20万km程度走行すると寿命が来ると言われていますが、走行距離が長い車を購入する場合は、修理費などの金額が発生する可能性についても考慮しておく必要があります。
新車のメリット
一方の新車にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
リスクへの強さ
万が一の事故や故障に対する手厚い保障があるのは新車のメリットだと言えます。また、購入時の保険やメーカー保証があることもメリットです。もちろん購入から期間が浅い中古車であればメーカー保証がまだ生きている可能性もありますが、「万が一」に強いのは新車だと言えるでしょう。
エコカー減税やガソリン代
やはり古い車にくらべて新車は環境性能が高いです。このためガソリン代も安くなりますし、エコカー減税などのメリットもあります。維持費という観点では新車に利があるでしょう。ただし、中古車は新車購入によって受けることができる金額を差し引いても本体価格が安いため、コスト面で比較するとやはり中古車でしょう。
賢く選ぶなら中古車がお得!
上記では新車と中古車のメリットやデメリットを比較してきましたが、やはり多くのケースでは中古車のほうがお得だと言えるでしょう。ただし、万が一への備えや環境への配慮を考えると新車にもメリットはあります。
また、「中古車」と言っても様々な種類のものがありますから、下手な中古車に手を出すと「新車を購入したら良かった」と後悔することになる可能性もあります。新古車や条件に合致する理想的な車に巡り会えるまで根気強く待ったり、信用できる販売店を見つけられた方は、中古車の購入を検討してみると良いでしょう。